当書籍を手に取った理由は、私が低気圧女子(女子と言うにはおこがましい年齢ですが・・・)だからという以外はありません。
栄養療法を実践してから体調は劇的に改善したものの、季節の変わり目、雨が降る前には重い頭痛がやってきて、鎮痛薬を飲んでも効かないときがあります。できるだけ飲まないようにしているのですが(理由はこちら)、飲んでも効かないともう何もできません。
この低気圧に具合の悪くなるこの現象を栄養療法的に解釈して、可能であるならぜひ実践してみよう~!パフパフッ♬
ということで、早速著者のご紹介から。
著者は気象予報士・健康気象アドバイザーの小越久美さん、医師の小林弘幸氏が監修しています。
「健康気象アドバイザー」という肩書きがあるこということに驚きを覚えます。
でも本を読み始めて納得。世の中には『気象病』という病名があるのですね。
「生気象学」と言ってドイツでは研究が進んでいるらしいです。
気象病は頭痛、肩こり、関節痛、気分の落ちこみが代表的な症状です。
日本人の6割が気圧の低下によって何らかの不調を抱えており、女性の1/3が頭痛、1/2がだるさを訴えているとのこと。
え、多くないですか?
もっと研究が進んでもよさそうなのに。
そして、いつも気になっていた、雨の前に具合が悪くなる理由が早速書いてありました。
人は常に約15トンもの圧力を体の外側から受けていて、体の内側からそれを支えるように押し返しています。
ところが、天気が崩れる原因である低気圧は外側からの圧力が下がり、内側からの押し返す力も変化します。
その変化があまりに急激すぎると自律神経の働きが追いつかない、ということのようです。
低気圧は上空に空気がひっぱられます。
まるで水鉄砲に水を入れず蓋をした状態でポンプを引っ張っって中の空気が膨張している状態・・・。
確かに血管が拡張して、その結果頭痛が起きそうな感じがしますね(^^)
実際、私も頭痛も血管拡張によって起こっているようで、コーヒーを飲むと血管がきゅっと締まる作用があるので頭痛が治まります。
やはり私も低気圧おばさん(← もはやどうでもいい)
ちなみに自律神経の総合力を測るという「バランス診断」をおこなったところ、最低ランクの【ぐったりお疲れタイプ】でした。
自律神経の交感神経と副交感神経のベストバランスを維持することがよいそうですが、自律神経という意味ではたいへん不健康なカラダという結果でした。
というより、縦のものを横にしたくもないというものぐさ度を測られたような気がしましたが・・・(^-^;
本も中盤に差し掛かると、季節ごとに特徴的な空模様から、気圧がどのように女性の体に影響し、どんな対策を取れるかの解説が面白かったです。
さすがお天気お姉さん!
春一番、ゲリラ豪雨、梅雨前線、菜種梅雨・・・。
きっと私は3~4月に頭痛がひどくなるこの菜種梅雨にヤラレテいるのだと知らされました。
どの空模様でも共通する対策は「天気が悪くても掃除とかして体をよく動かすこと」でした。
とはいえ、頭痛が起きてから掃除するのは辛すぎるので、要は普段から身体を動かすことが重要なんだと(勝手に)理解しました。
そして、この筆者のすごいところは、空模様と自分の体をつぶさに観察して、「生理 × 雨の組み合わせが頭痛や古傷の痛みを起こしている」ことを発見します。どちらかだと症状は出ないのですね。
生理周期のずれの要因も分析して「ひと月100ミリの雨で生理が3日遅れる」ことも分かってしまうのです。
妊活前は薬を飲まなければ生理が来なかった状態から、最終的にみごとに妊娠につなげています。
おもしろいのは、一見天候に関係のない、「出張女子」やら「高層ビル女子」。
気圧の急激な変化という意味では確かに乗り物ばかりに乗っている生活、高層ビルに勤めることが不調につながっても理屈は通りますね。
症状別の処方せんに続き、最後に『自律神経のバランスを整える近道は・・・』といよいよ確認に迫ります。
思わず正座した私の目が、点になります(._.)
それはなんと『腸活』でした!!
食物繊維や乳酸菌をいっぱい摂れと・・・orz
その辺りは私のほうが詳しいよ。
食物繊維は水溶性がいいよ。不溶性食べ過ぎると便秘が悪化することもあるから。
乳酸菌はできれば乳製品はなくて、大豆や麹などの発酵食品のほうがいいよ~( `ー´)ノ
なんだよ~!
栄養療法だけでは解決できないと思って読んでいたのに、最後の結末がこれですか!?
でも、巻末の『低気圧女子セルフチェック表』とか使うと、自分の体調と天候の関係が見えてきて具体的な対策を立てたい人にはおススメだと思います💛
あ、そうだ!
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