前記事の続きです。
「糖化」防止策はつまり食事対策だそうです。
酸化は食事以外の方策もいくつかあったよなーと思い出しつつ、でもストレス発散以外はやはり食べることが多いですね。
本の中では、「食べ方のコツ」と「調理のコツ」に分けて紹介されています。
『exAGEハンドブック AGEレス食品でagelessに! 一般社団法人 AGE研究協会』から抜粋します。
ちなみにタイトルのexAGEというのはAGEの度合いを表す単位だそうです。
大半のページが食品や料理ごとのカロリーとexAGEが掲載されていて、ぱっと見、ステーキやピザ、カツカレーがヤバいことが分かります。
とにかく『肉を揚げたり焼いたりと高温で加熱』するとAGEが作られるらしい。
食べ方のコツ
1) AGEを多く含む食品を食べ過ぎない
ベーコンやフランクフルトなどの燻製、エキストラ・バージンオイル、バター、パルメザンチーズなどの多く含まれているらしいです。。。
パルメザンチーズは数少ないビタミンDが摂れる食材なんですけどね😢
あとは、血糖値の高い方への注意喚起とほぼ同じですね。
2) 血糖値を上げにくいGI値の低い食品を選ぶ
GI値が高いと血糖値が上がりやすい食品ということになります。
一般的には「白いものより色がついたもの」というと分かりやすいでしょうか?要は精製していないもののほうが栄養も残っているし血糖値を上げにくいのですね。
白米(73)より玄米(59)、うどん(62)より蕎麦(46)、食パン(71)よりフランスパン(57)てな具合です。
ちなみにサツマイモよりジャガイモのほうが全然高いのは意外ですよね。
3) 食物繊維の多い食品から食べる
本書では「食物繊維⇒タン白質⇒糖質」と書いていますが、汁物がある場合は食物繊維のあとですね。食物繊維に刺激された幽門(胃と十二指腸の間あたり)が膵臓にインスリン出せ~と命令すると聞いたことがあります(”◇”)ゞ
4) ファーストフードはなるべく避ける
なんとフライドポテトは、ゆでたジャガイモの約90倍のAGEが含まれている!!
ハンバーガー、フライドポテト、清涼飲料水のセットはAGEからすると最悪の組み合わせだと!!
カロリーの問題だけではなかったのですね。
どうしても食べたいときには野菜サラダを一緒に注文して先に食べましょう。
5) 甘みづけされた清涼飲料水は控えめにする
そのそも糖分がハンパないですから。コー〇500mlで角砂糖15個分近く入っています。
しかも「ブドウ糖果糖液糖」などはブドウ糖に比べてAGEを10倍も作るし依存性があるとのことです。
6) 箸置きを使い、時間をかけてゆっくり食べる
早食いをすると血糖値が跳ね上がります。
それだけではなく、元々胃酸が少ない日本人には早食いは負担が大きく、タン白質が未消化のまま腸に流れ込んで悪玉菌を増やしてしまいます。
ランチはかき込むように食べなくてはいけなくても、せめて夕食はゆっくり食べたいですね。
調理のコツ
1) アンチAGE食品を有効に使う
食物繊維を豊富に含む野菜、果物、ねばねば食品がいいらしいです。
野菜は糖化反応を阻害するアルファリポ酸を含むホウレン草、トマト、インゲンがお奨め。
ブロッコリーは抗酸化作用も期待できる王様的存在らしいです。
2) 酢やレモンを使って血糖値の上昇を抑える
酢には血糖値抑制効果や血圧低下効果もあるらしいですね。
ケチャップやソースの糖質もばかにできませんから、さっぱりした味つけにも慣れなければいけませんね~(*_*)←こってり大好きおばさん
3) 電子レンジを使った調理、温めなおしは控える
これを一番最初に書いたほうがいいんでないの?(笑)
多用されている方が多いですものね。
マイクロ波が食品の分子を振動させ高温状態にするので、焼き色がつかなくてもAGE化が進むとのこと。
そもそもタン白質の分子構造も変性させてしまうそうなので、栄養価も下がると聞いています。
4) 同じ食材でも調理方法を工夫する
生⇒蒸す・ゆでる⇒煮る⇒炒める⇒焼く⇒揚げるの順でAGEが上がります。
こうして並べてみると、サザエさん一家の食卓がいいってことですよね。
ゆっくりカツオの学校でのどうでもいい話を聞きながらフネがこしらえた和食を食べる。。。
きっと波平のAGE値は40歳代であろう。いくつか知らんけどww