11月16日のあさイチ(NHK総合の朝の情報番組)でめまいの特集をしていましたね。
題して「40代から増加!? めまい改善SP」
その中で紹介されていた根本的な対策というのがやはり体操や枕であったことに少々ガッカリ。
それは対処療法であって、根本的な予防や治療ではないのでは?と思ったのです。
私も40代後半で人生初のめまいを経験し、その時のことを苦々しく思い出しました。
朝からまともに歩けず、やっとの思い出耳鼻咽喉科に行き、診察時に暗いところで頭をぐるぐると回された時には思わず「うおーー!!」と叫びました。
気持ち悪くて気持ち悪くて。。。
乗り物酔いしやすくて気持ち悪さには多少免疫がありましたが、乗り物は降りればいいけど、めまいは逃げ場がない。
しかも脳の病気かも?と思うと気持ちがさらに落ちていきます。
でも『良性発作性頭位めまい症』と診断され、原因がわかった時はホッとしました。
要は耳の中にある三半規管の中に剥がれた小さな耳石(じせき)が漂って、それが猛スピードで移動しているかのように脳に錯覚を起こすとのこと。
剥がれた耳石をそこから追い出せば良いのとことで、寝ながら首を動かす体操を紹介されました。
自宅に戻りその体操をしているうちに数日の間に治りました。
その後も1回だけ起こって、やはり体操で凌ぎました。
そして時間が流れ、ある時更年期障害の勉強をしていた時です。
『高齢女性が骨粗鬆症になるのは、骨の破壊を抑制する女性ホルモンの分泌が弱まるため』
ふむふむ、そうだよね。エストロゲンが減少するからなのね。
だから私も更年期障害が始まった時に身体中が痛くなったのよね。
股関節から始まる人が多いようで、私ももれなく痛みを初めて感じたのはそこからでした。
最初は何が原因なのか分からずこれまた慌てましたが、しばらくしてホットフラッシュも現れたので更年期障害と自ら悟りました。
私はイソフラボンをエクオールに変える腸内細菌を持っていたようで、医療用のイソフラボンのサプリメントを飲み始めたところ、数日であっという間に症状が消えたのにはびっくりしました。
ホルモン治療をおこなった方が「まるで違う体」と感じたように、私も晴々と過ごすことができるようになりました。
話を元に戻しますが、耳石が何でできているか思いだしハッとしたのです。
そう、耳石にもカルシウムが多く含まれているのです。
更年期は骨が破壊されるだけでなく、カルシウムに影響を受ける器官も同様に影響を受けるのです。
私なりの『良性発作性頭位めまい症』の根本的な対策は更年期障害を予防すること。
具体的には更年期にさしかかる前に、女性ホルモンに変わるものを体内に維持することです。
イソフラボンやエクオールの摂取、その栄養素の吸収を担う腸内環境を良くすること。
そして皮下脂肪も女性ホルモンを助けてくれるので、更年期前の無理なダイエットはお薦めしましせん。
『良性発作性頭位めまい症』とは直接的な関係はないかもしれませんが、貧血の解消も更年期対策にはとても重要です。
閉経後は定期的な大量出血から免れることになるので、自然と貧血は解消されますが、逆を返せば、閉経直前は長年の出血が蓄積した貧血のピークなのです。
貧血の恐ろしさはこれまでも何回もブログに書いていますが、精神状態の乱れやがんまでも引き寄せてしまいます。
貧血が原因でめまいを起こすことも十分考えられます。
貧血かどうか、骨粗鬆症の前兆が現れているか、栄養療法の詳しい血液検査であれば確認できます。
詳しく知りたい方はお問い合わせからご相談くださいね。