先週末、分子栄養学で人気の研究会の講座に出席してきました。
分子栄養学の守備範囲は多岐にわたり、午前中の講座は認知症とアトピー性皮膚炎、午後は歯科・口腔外科の基礎のお話でした。
余談ですが、そもそも「健康になれるならなんでも採り入れる」ように私からは見えるので、「守備範囲」という概念もないのかもしれませんが、「栄養療法を採り入れるととても有効な疾患領域」だという解釈の方が近いです。
午前の講義が終わるクロージングの言葉に、「その通り!」を深く感銘を受けたので、それにあやかってこの記事のタイトルをつけました。
今後シリーズ化して、100を超えるところまで書き続けたいと思っています。
そのクロージングに何が書かれていたかというと、以下のようなことです。
アトピーが治りやすい人と治りにくい人の傾向を対比していました。
アトピーが治りやすい傾向の人は、「自分で治療計画を立てて行動している人」
アトピーが治りにくい傾向の人は、「病院(他人)に対する依存心が強すぎる人」
そして、アトピーから脱出できる人は、以下のような人が多いというのです。
・医者や薬に頼るのではなく「活用」する
・全てに効果を期待せず一喜一憂しない
・情報に積極的に投資する
つまり、「自分が自分の主治医になること」であり、アトピー性皮膚炎に限ったことではありません。
慢性疾患やがん、不妊にももちろん当てはまることです。
あなたはいかがですか?
どちらのタイプに当てはまると思いましたか?
後者の「医者や薬に頼っている」人が多いのではないでしょうか?
「医学的な知識がないのに、主治医なんて無理な話をするな」と感じた方は、まずその意識を変えていただく必要があります。
確かに日本の生殖技術の品質は素晴らしいと思います。
物理的に卵子と精子の距離を縮めるのですから、相当な効果があるのは事実でしょうし技術的なことに否定するつもりはありません。
ただ、もしあなたが望むタイミングで妊娠できるほど健康であったなら、その技術に頼る必要はなく、健康な体を取り戻す方法は残念ながら今の日本の病院・クリニックでは十分に行なっていないのが現実です。
わかりやすい例を挙げると、風邪を引いて医者に診てもらうのは日本では普通に行われていることですが、他の国では一般的ではありません。
風邪はウイルスが外に出て行けば自然と回復するものであり、できるだけ体を休めるとか、栄養のあるものをとるとかすれば数日で治ります。
それをわざわざ外出して、ウイルスがうようよと舞っているクリニックに出かけ、飲めと言われたからと薬を飲み込む日本人の多いこと。
私は風邪薬は飲まないかと言うと、そんなことはありません。
どうしても仕事しなければいけない時や辛い時は利用します。
そうするとそれまで辛かった症状から一気に解放されます。
悲しいかな年を追うごとにその辛さが増しているように思います。
でもそれは症状にフタをしているだけに過ぎず、動ける分無理をすれば風邪は長引きますし、薬の副作用や肝臓への負担などの影響を考えると、どうにかして休める環境を作ることの方が先決だと思います。
試しにインフルエンザで薬を使うのと使わないのとでは、どれぐらい回復に違いがあったか数回わが身で実験したことがあります。
結果としては、変わりませんでした。元々、熱が下がるのも早いと言う体質も手伝ってのこともあると思いますが、「インフルエンザも風邪のうち」とよく聞きますが、そう捉えてもあながち間違いではないと体感しました。
そこで大事なことは、「これは風邪であるのか」と言う見立て、「風邪ならどうすれば良いのか」、そして、「実践する力」の3つを養うことです。
もちろん診療行為は医師の特権ですが、自分の状態をどう見立てるかは医師法に反することではありません。
風邪でも重篤になることはありますので当然、注意が必要です。
普段から自分を観察すること、最低限の知識は学ぶことが求められるでしょう。
でも、それは一生の財産となりますので、どこからが危ないのか、どう対処すべきか、自分なりの線引きを持つべきだと思います。
そして、そこが腹落ちすれば実践は後からついてくると感じています。
原因と結果の因果関係が腑に落ちていれば、多少難しいと思われることでも人は実践できるのです。
なぜ私がここまでこだわるかと言えば、医療にしろ、食品にしろ、環境問題にしろ、少なくとも今の日本は「任せていれば安全、安心」と言う世界ではないからです。
本当のことはマスメディアでは流れてきません。
自分から情報を取りに行かないといけないと自分の健康や財産は守れないのです。
本当に必要な栄養素、妊娠を阻害する有毒物質、腸内環境を脅かす食品や添加物など、私たちの周りに溢れているのです。
私も情報発信者と言うより、どちらかと言うと情報利用者のしかも末端に位置する人間ですが、一つのことに飛び抜けるより、日々の生活の中で賢く選択できる一主婦のような存在でありたいと思いっています。
あなたが自分の主治医になるお手伝いをこのブログを通して続けていきます。
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