だいぶ長らくこのブログからご無沙汰しておりました。
実は教育関連の一般社団法人を立ち上げまして、その初イベントの準備に追われております。
妊活と一見関係なさそうな活動ですが、
「妊活は生まれるどころかお母さんのお腹の中にいる時から始まっている」
と信じている私の中ではしっかり繋がっています。
だいぶ気の長い話であることは間違いないですが(^_^;)、私の活動が気になる方はネットで検索してみてくださいね。
さて、先日「生活の木ハーバルライフカレッジ」のオンラインセミナーに参加しました。
生活の木と言えばハーブとかアロマとか扱っているお店ですね。
私もエキナセアのハーブティーを買うときはお世話になっていました。良質なのに安価だと思います。
受講のきっかけはこの本。
50歳を過ぎた女性にはいろんなことが起きてきます。
閉経とホットフラッシュぐらいかなと完全に舐めていた私に、様々な厄介ごとが襲いかかります。
今年に入ってぼうこう炎、去年なんてデリケートな部分の感染症にかかりました。
どちらも特別なきっかけは思い当たらず、物の本を読むとどうやら「加齢による乾燥」が遠因だとのこと。
とほほ。ミトコンドリアが歳の割に元気でもすべてに勝てないのですね(/ _ ; )
そういえば、数年前に参加したセミナーで、
「デリケートゾーンのお手入れをしないのは日本人だけ。年齢に関係なく、しっかりお手入れしてくださいね!」
って言われてたっけ。
専用ソープで洗ったりクリームやオイル塗ったりマッサージしたりで、なんだか大変そうでスルーしていましたが、これは勉強し直そう!ということで前述の本を読みました。
そこでその本を監修された助産師・看護師・鍼灸師である「たつのゆりこ」氏を知り、お風呂で悶々と、
「先生、こうですかね? この体操はこんな感じでよろしいでござますの?」
と一人自問自答する私に飛び込んできたセミナー情報。受講しないわけにはいきません。
画面の中から現れたたつの先生の印象は、「若い」という一言に尽きます。
前述の本の中でもデリケートゾーンの手入れを始めると、肌や髪のツヤが良くなったりと、美容的にもあらゆる変化があると書いてありました。還暦なのにピシッとされていてしかも「すっぴん」ってカッコ良すぎます。
セミナーを受けての感想は「やはり受けておいてよかった」です。
大勢参加されていたので、個人的な質問はできませんでしたが、直近で起きた体験談など交えて本では得られない情報も多くありました。
それにセミナーでご本人に話していただくと、文字だとどうしても平面的に情報を受け取りがちですが、何がもっとも重要でどこで手を抜いてもいいかコンテキスト的に伝わってきますね。
受講者は私のようなアラフォー、アラフィフばかりかと思いきや、お若い方も多かったようで「これから妊娠しようと考えている方」向けの情報もいくつかありました。本日はその内容を中心にご紹介しますね。
まずは尿もれ。
これって出産後や高齢者にだけ起きるって私も思っていましたが、実は三十代でもいるそうです。
若い方の尿もれの原因として、運動不足、椅子や洋式トイレの使用、そして食生活での乱れでも起きるそうです。
特に甘いものの食べ過ぎには要注意。
栄養療法でもこの指導は基本中の基本です。
そもそも甘いもの(単糖類)を大量に食べる習慣はどの生物にもなかったので、現代の食習慣は体にとっては異常事態。
糖の分解が体内で追いつかず様々な弊害、特に最近では認知症との関連が叫ばれていますね。
話が逸れましたが、尿もれに関しては、しっかり対策することで改善する余地は十分あるとのことです。
尿もれも十分イヤですが、もっと深刻な状態は「骨盤臓器脱」。
こつばんぞうきだつ・・・、聞いたことありませんか?
なんと子宮やぼうこうがはみ出てくる症状のこと。
想像つきませんよね。子宮なら膣から、ぼうこうなら尿道から臓器が出てくるのです。
これも高齢者に多いのですが、実は出産時に胎盤を引き出すことで子宮も出てくることがあるとのこと!!
日頃の怠惰がこんなことを起こすなんて怖いですね。
それから重症な便秘は是非とも改善すべき、とおっしゃっていました。
腸の形が変形して子宮を圧迫することもあるそうです。
最後に、印象的だったのが、慢性上咽頭炎の可能性に触れていたこと。
これも私が学ぶ栄養療法では常識で、喉の奥の細菌感染を改善することで全身の不調が改善することで知られています。
この本の著者は腎臓が専門の先生で、9割の患者さんが改善したとのことです。
私は耳鼻咽喉科の先生から講義を受けたので、堀田修先生はてっきり耳鼻咽喉科がご専門だと誤って記憶していました。
今は、先生のご努力の甲斐あってか、日本全国でこの治療が受けられます。
気になる方はこちらで最寄りのクリニックを探してみてくださいね。
少々(人によってはかなり)痛みが伴いますので、ちょっと覚悟が必要ですが。。。
私は「慢性副鼻腔炎を繰り返す、もしくは後鼻漏(鼻水がタンのように喉に落ちてくる感じ)を常に感じる人」にこのお話をしますが、たつの先生は「鼻が乾いている人」と言う表現をされていました。
そのほか、姿勢の重要性なども触れていましたが、全体的なお手入れや対策はたつの先生の本やセミナーなどから情報収集してみてくださいね。
というわけで、将来の自分のためにもフェミニンケアを是非始めてくださいね。
中高年を対象とした本の方では、全身と局部のオイルマッサージ、体操を推奨されていましたが、セミナーでは最低限のケアとしてオイルの塗布を挙げていました。
年齢のほか、重症度、時間的・精神的余裕、嗜好などで快適な方法(落とし所)を探すのが、長く続けられるコツだと思います。