前回のコレステロールの投稿では、主に5つの役割があり、性ホルモン、細胞膜、胆汁の材料だと書きました。
あと2つはなんでしょうか?
4つ目は、免疫力を上げて、子宮内膜を整えて、うつ、糖尿病、ガン、認知症、骨粗しょう症を防ぎます。
5つ目は、細胞内のミトコンドリアで多くのエネルギーを作り出します。その結果、疲労回復、心疾患にも有効と言われています。日本では美容効果で有名ですが、欧米では臨床で普通に使われています。
もうお分かりになったでしょうか?
4つ目はビタミンD、そしてもう5つ目はコエンザイムQ10です。
ビタミンDはもちろん食べたものからも摂取できますが、魚やきのこ類に含まれてはいますが、健康を維持するレベルで血中濃度を上げるには相当難しいと聞きます。
興味深い図があります。
詳細はGrassrootsHealth社のこちらのページをご参照ください。
疾患名を日本語で知りたい方のためにこちらに日本語訳を貼り付けますね。
ぱっと見どこを見たらいいかわかりづらいかもしれませんが、一言で言うと「ビタミンDの血中濃度がある程度の領域だと特定の疾患の予防に繋がる」と言うことを示しています。
例えば、「ビタミンDの血中濃度25ng/mlをベースとした場合、50mg/mlの血中濃度は乳がんの83%発ガン率を下げる」と言う具合です。
そのほかの疾患も含めて「40~60ng/mlを維持」することを推奨しています。
すごいですね、ビタミンD。
日本では免疫力を上げることで、メディアや一部の医師が注目していますが、海外ではこんな研究結果が盛んに共有されているのですね。
では、血中濃度を測って、サプリメントを飲んでくださいね、と言うのが唯一の対策かというと、この図をじっくり見るとそれ以外のしかもタダの対策方法が書かれています。
まっすぐ伸びた縦のラインにご注目ください。
緑色が北米人の平均で26ng/mlです。
ピンクが東アフリカの部族で46ng/ml、青が夏の終わりに測定した屋外で働く人の数値で49ng/mlです。
高値である2つのグループの共通点はなんでしょうか?
そうです。
紫外線を浴びている量が多い人たちです。
ビタミンDは口から入るものだけでなく、体内で生成するのですが、ある条件があります。
もうおわかりですね? それがあなたの体の皮下にあるコレステロールの存在なのです。
皮膚に紫外線があたることでビタミンDが作られるのです。
お金もかからなければ、副作用もない! なんて素晴らしい!!
と言っても、残念ながら日焼け止めを塗っていたり、窓ガラス越しではビタミンDは作られません。
昨今の猛暑の中、見目麗しい女性には難しい方法かもしれませんが、お天気の良い日ベランダに出て手のひらや足先だけでも日向ぼっこしてみてはいかがでしょうか?
そういえば、昔は「子供は風の子」と言って、外で遊ぶことを推奨されていましたが、科学的に意味があることだったんですね。
ちなみにサプリメントでビタミンDを摂取する方は、過剰症にご注意ください。
高カルシウム血症や慢性腎炎を引き起こす可能性があります。
明確な数値は示されていないようですが、60ng/mlを超えても疾患予防は十分果たされますので、定期的に血中濃度を測定しながら摂取することをお薦めします。
そして、コエンザイムQ10。
またまた書ききれませんでした。
この次の投稿で書きますね!
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