段々と汗ばむ陽気になってきましたね。
食欲も少しづつ控えめになってきて、冷たい麺なども食卓や店のメニューにもちらほら登場してくると、付け合わせにおいしい夏野菜の漬物がほしくなりますね。
とはいえ、私の家族はあまりぬか漬けが好きではなく、一人で食べるのも寂しい。
その結果、乳酸菌が充分に摂れない。
私は乳糖不耐症で乳製品でお腹の調子が悪くなるので極力口に入れないのです。
乳酸菌って大事。
ってことはだれでも知っていることだとは思いますが、なぜ大事かって具体的にご存じですか?
腸壁に小さな穴が開くリーキーガット症候群。
これがある人はアレルギーになります。
未消化のタンパク質が血管に入り込んで悪さをするわけですが、腸から入る訳です。
乳酸菌はその侵入から守ってくれるのです。
そこで、昨夏、思い切って、自分で塩麴、醤油麹を漬けこむ講座を受講しました。
分子栄養学のカウンセラーでもあり、その後発酵食を勉強し「発酵食養生研究家」を名乗っている松本みほこ先生の話がおもしろかったことが強く印象に残っています。
その時の模様はこちらのブログでレポートしています。
腸・麹・塩・ボーンブロス。
塩麴と言えば、肉を焼く前に漬け込むと柔らかくなるというアレですね。
今ではどこのスーパーでも山ほど積み上げられています。
でも、本当の麹のパワーは『生』であること。
麹菌や酵素は60度以上の温度になると死滅するので、栄養素という意味では、漬物、ドレッシング、ディップなど生のままいただくのがベストです。
しかもスーパーで売られているものは発酵を止めて出荷されています。
そうでないと配送時に破裂事故などが起きますから仕方がないのですが、自分で加熱せずにゆっくりと育てた栄養満点の塩麴は格別です。
たまごっちが誕生以来定期的にブームになるのは人間の「育てる」本能をくすぐるのだとどうでもいい持論を突然展開しますが、麹調味料の仕込みと感覚が似ているかも(笑)。
醤油麹はどのように使うんだろ?と思っていたら豆腐と混ぜてあっという間においしいディップに!
山盛りの野菜をあっという間にたいらげた記憶も蘇ります。ああ、美味しかった(*^^*)
麹のスゴイところは、乳酸菌が摂れるだけでなく、ビタミンB群、アミノ酸(タン白質)も豊富なところ。
江戸時代は庶民は肉を食べませんでしたし、魚も地方によっては入手が難しかったのですが、麹をしっかり摂っていたから元気だったのでしょうね。調味料も今みたいな熟成していないニセモノ(失礼!)はなかっただろうし、甘酒も冬ではなく、冷たくして飲む夏の風物詩だったのです。温めると菌や酵素が死滅しますから、勉強すればするほど、昔からの伝統食というのは本当にスゴイと感心します。
ビタミンB群、アミノ酸が豊富な麹を継続して摂られている方のお肌は白くてきれい。顔も小さい。
松本先生が正にそれ。
腸のむくみが取れると、自然と顔も小さくなるそうです。
実際、昨年受けた有機酸検査(尿で測定)では、善玉菌が多いという結果が出ました。
悪性細菌もいなかった訳ではないですか、善玉菌が優勢だと悪性細菌の増殖を抑えてくれるのですね。
過敏性腸症候群であったこの私が、そんな検査結果を受け取れるとは夢にも思いませんでした。
それにとどまらず、受講後、思わぬところで麹パワーに出くわします。
詳細は「『卵子はよみがえる「不妊治療」の先の真実』小杉好紀 著を読んで その1」という記事に書いています。
ミトコンドリア機能活性法として、ヨガ、着床期の鍼灸やマッサージ、糖質制限・ファスティング、ビタミンCの高濃度点滴などが挙げられていますが、特記すべきはアミノレブリン酸の摂取です。アミノレブリン酸は発酵食品に含まれており、米麹の甘酒をお奨めされていました。
米麹の甘酒をこしらえる私にとっては嬉しい話です(^-^)
しかーし、私、更年期真っただ中のせいか、コレステロール値が安定してきたと思ったら、今度は血糖値(HbA1C)がヤバいことに・・・。
糖代謝を促すビタミンB群を同時に摂取するので砂糖や果糖よりはずっと血糖値の上昇を抑えるはずですが、やはりここは刺激を与えず極力安定させたいお年頃。
甘酒もよいですが、塩麹、醤油麹を常備するようシフトしていきたいと思います。
生活習慣病やガンの予防効果のある麹のパワーはここではとても書ききれません。
腸のことを知ると、麹を摂らないのがおかしい!とさえ思えてきます(^^)
という訳で、お客様にも強い受講希望をいただき、6月16日(土)午後に日本橋にて講座を開催する運びとなりました!
講師はもちろん松本みほこ先生。
女性限定ですが、気になっている方はぜひ詳細をチェックしてみてくださいね。
あと2席です。お申込みはお早めに!
6/16(土) 塩麴、醤油麹を自分で仕込んで健康な腸をつくろう!