本日は『加工食品診断士』養成講座の体験講演会に行ってまいりました。
主催は「一般社団法人 加工食品診断士協会」。
先月に発足したできたてほやほやの協会なので、知らなくても当然と言えば当然です。
でも「安部司さん」と言ったら聞き覚えのある方は多いのではないでしょうか?
「みんな大好きな食品添加物 食品の裏側」を2005年に出版して70万部を売り上げた方です。
私も健康業界に身を置く者として熟読して書棚に大事にキープしており、一度はお目にかかりたいと思っていたところ、上記の案内を受け取りひょこひょこと出向いた次第です。
しかも資格も魅力的💛
実際にお会いした安部さんは、開口一番「添加物を食べるなと言っている訳じゃありません。食べたきゃ食べればいいじゃん!」とバッサリ。確かに添加物と言っても本当に安全性の高いものもあるでしょうし、世の中からまったくなくすことは不可能ですからね。
それよりも「情報公開が不十分なこと、選択する基準が持てないことが問題」と説きます。
本が出版されてから13年経っているのにいまだに厚生労働省から承認された添加物は増えるばかり。
しかも過去に承認されて食品にガンガン使われて、突然発がん物質が見つかったと突然削除、なんてよくあることだそうです。
単体の添加物で動物実験でとどめているらしく、薬とは比較にならないほど簡単な試験しか行われていないと・・・。
実際、添加物を使用する際には何十種類もの添加物を組み合わせて製品化することはザラですから、いかに安全性を維持できるような試験は行われていないことがわかります。
その後は、2種類の濃口醤油の比較。
ひとつは1リットル1500円、もうひとつは128円。
1500円のメーカーは高くて売れなくて経営状態は青色吐息。
でも、1500円の醤油はきちんとした材料できちんと熟成して丁寧にこしらえている。
では、128円のほうは?
原材料(材料もスカスカ、いえ、カスカス?)のほかに何が入っていて、何のために入れられているのか、そしてどんなリスクがあるのか共有してくれました。
実際、この醤油はヨーロッパに輸出できないそうです。
それくらい我が国の審査と運用は甘いのですね(._.)
その後も怖いこわーい話は続き、ついに出てきました!
実際におなじみの炭酸飲料を添加物だけで目の前でつくっていただきました。
大量の糖分も塩分も添加物が入ることによって飲める味になってしまう。
実際、インスタントラーメンも海水と変わらない塩分濃度らしいです😱
私が試飲できたのは昔から人気の黒っぽい炭酸飲料。
ブドウ糖果糖液糖にカラメル色素と香料を入れたらはい出来上がり!
しかもブドウ糖果糖液糖は遺伝子組み換えなのです。。。
配られても手をつけていない方もいました。
それはそうですね。
そういうものが嫌だからここにいらしているんでしょうから(^-^;
話を聞けば聞くほど、添加物からは逃れられないことを実感します。
からくりに続くからくり・・・。
実際、日本人の平均的な添加物摂取量は年間5kgだそうです。
そして、日本は自然分娩率が低いということも言っていました。
私ももれなく自然分娩はかないませんでした。
添加物に限らず体内に蓄積されているものが多かったのだと思います。
最後に、とても共感できたフレーズ。
「消費者が買うから、企業が作り、売る」
大事なことは我々消費者がもっと賢い選択をして、危ないものは買わないこと、口にしないこと。
・・・でも、興味のない人が多すぎる。
我が子がアレルギーでも、落ち着きがなくても、生活習慣病になっても、添加物や有害物質を減らそうともせず、せっせとお医者さんに診察料と処方料を貢ぐ惨状。
私も今一度、娘に対して何をすべきか、何をすべきでないか、考えてみようと思います。
「守るべきは、子ども達の健康・味覚・価値観、家族の絆、そして日本の食文化」
大賛成で~す(@^^)/~~~
そして、なにより一人満足しているのは、この講座の主宰である加工食品診断士協会の協賛企業が続々と増えているとのこと。今のところ10社程度ですが、これば世の中を変える最初のひと滴になる予感を感じさせます。
この8か月の講座に通うことで、本物と添加物の味が見分けられる、加工方法も分かる、表示の見方も分かる、人に説明できる。
行きたーい!!
時間も経済的にも今は厳しいけど、ぜひぜひ来年に受講したいと思います(^^)/
そして、社会を動かす力の駒として微力ながら活動したい!と心に誓い会場をあとにするのでした。
養成講座に興味のある方はこちらへどうぞ!
https://www.realinsight.tv/genki/abe_jyuku/entry/3rd.html