妊娠や出産に栄養が関わることは、きっと皆さんご存知ですよね?
書店に行けば「妊娠体質」だとか「摂るべき栄養素」だとか、そんな言葉がタイトルに含まれる本を多く見かけます。
おそらくそういった本や雑誌で勉強されて、自己流で生活に採り入れている人はいたとしても、血液検査を受けるようないわゆる本格的な栄養療法を実践する人は少ないように思います。
最大の要因としては知名度が低く効果が知られていないからでしょう。
「風邪をひけば病院に行く」ことが日本人の第一選択であり、「風邪をひきそうだからオリーブ葉エキスとビタミンCのサプリを飲んで、寝る前にはエキナセアのハーブティーを飲む」なんてことをする人はほんの一握りですよね。
後者のほうが、ずっと効果がありカラダには優しいのですが。
日本に『分子栄養学』という概念が生まれてからすでに30年以上経っています。
諸所の事情で現在に至るわけですが、ここでは本題ではないので省略させてください。
(ご興味のある方は個人的にご連絡ください♪)
そして、二つ目の理由は「とっつきにくい」ということだと思います。
分子栄養学を実践するには、これまでの常識とは違った考え方、捉え方を理解しなくてはいけません。
そのために、ある程度勉強する時間やお金や生活習慣を変える必要がでてきます。
多くの方は仕事や日常の生活に追われていて、新たなことに時間を割く精神的余裕もない・・・。
かつての私もそうでした。
朝は這いつくばるようにやっと起き上がり、かろうじて朝食はとるものの、朝から夜までコーヒーをがぶ飲み。
昼はオフィス近くのコンビニ、もしくは高カロリーな中華かステーキ、おやつはチョコレート、夜は日付をまたぐまで残業して、近くのおでんの屋台で日本酒をひっかける。
こんな生活をしていてよく妊娠できたなぁと自分でも感心します。
そして、もし私がこのときに分子栄養学に出会っていたとしても、実践するまでには至っていないでしょう。
セミナーに参加したり本を読んだりと、そんな余力が残されていなかったからです。
このブログでは、そんな方のために1日5分読み続ければ自分が妊活の質を高めるために何をすべきか、どんな行動をとるべきかわかるようなものにしていこうと思います。
そして、個別のカウンセリングでは、その方にとって何が最優先課題なのかを洗い出して、計画書を一緒に描いたり、例えばいつも行っているコンビニに同行して、どんなお弁当やおやつを選ぶべきか一緒に探ったりと『実践思考』で相談者の方の生活に寄り添いたいと思います。
今後のブログは以下のような記事を掲載していこうと思います。
名付けて『妊活の足し算・引き算』です。
概要はまた次回に書きますね。